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HIV(エイズ)の初期症状|発熱・咳・発疹・微熱、その時期と期間は……。

 

エイズは性交渉や注射の回し打ちなどによって感染するので、そうした機会のある人は「もしかしたら……」と不安になることもあるでしょう。

エイズの初期症状(急性HIV感染症とも呼ぶ)は風邪をひいた時の状態に似ていると言われますが、しばらくたつと自然に治まるため、本当に風邪だったのか、それともエイズに感染したのかが分かりにくいのが難点です。

HIVについて、詳しく書きましたので、ぜひ参考にしてください。

HIVとは

HIVとは、Human Immunodeficiency Virus(ヒト免疫不全ウイルス)のことをいいます。

HIVウイルスが体内に侵入すると免疫細胞に感染し、免疫細胞を破壊します。

免疫細胞が破壊されると、抵抗力が著しく下がってしまいます。そのため、日常では感染しないような病気に感染したり(日和見感染症)、悪性腫瘍などが発生したりすることがあります。

2015年に国連合同エイズ計画(UNAIDS)は、世界のエイズの流行の現状に関する報告を行いました。これによると、世界のHIV感染者数は3670万と推定されます。

エイズ(AIDS)とは

HIVウイルスに感染すると、初感染期(症状が現れる時期)、無症候期(数年〜十数年の間、症状が消失する時期)、エイズ(AIDS)期と長い時間をかけて進行していきます。

エイズ(AIDS)期に起こるのがAIDS(Acquired immune deficiency syndrome:後天性免疫不全症候群)です。

この状態になると、様々な病気に感染し、適切な治療を行わない場合は高い確率で命を落としてしまいます。しかし、現在では抗HIV薬なども開発されており、内服を続けることで、非感染者とほぼ変わらない年月の寿命を獲得できるといわれています。

HIV感染は、早期に発見することで、その後の経過は大きく異なりますので、定期的な検査を行うことがとても重要になります。

HIVとエイズ(AIDS)との違い

出典:国立感染症研究所ホームページ

HIVはヒト免疫不全ウイルスに感染した状態です。

HIVウイルスが体内に侵入すると、免疫細胞に感染して破壊します。

免疫細胞が破壊されると、抵抗力が著しく低下するため、日常では感染しないような病気に感染したり(日和見感染症)、悪性腫瘍などが発生したりすることがあります。

エイズ(AIDS)はHIVに感染後、数年から十数年経過し、極端に免疫機能が低下し、非日常的な感染症や腫瘍などの特定23疾患(ニューモシスティス肺炎、サイトメガロウイルス感染症、播種性非結核性抗酸菌感染症、カポジ肉腫等)を発症して死に至る病態・症候群の総称を指す言葉です。

2015年に国連合同エイズ計画(UNAIDS)は、世界のエイズの流行の現状に関する報告を行いました。これによると、世界のHIV感染者数は3670万と推定されます。

近年は減少傾向にあるものの、2015年における年間のHIV感染者数は210万人、エイズ(AIDS)関連疾患による死亡者数は110万人と報告されています。また、エイズの流行が始まって以来、世界でおよそ7,800万人がHIV感染し、3,500万人がエイズ(AIDS)関連疾病により死亡したと考えられています。

国内では、厚生労働省エイズ発生動向委員会が、新規HIV感染・エイズ(AIDS)報告を行っています。2015年、国内におけるHIVの新規報告数は1,434例(内訳:無症候性HIVキャリア1006例、エイズ(AIDS)発症者428例でした。そのうち日本人男性の同性間性的接触による感染が約6割を占めています。調査を開始してからの累計報告数は、2015年の段階で、すでに25,000例を超えています。(凝固因子製剤による感染例を除く)

表面化していない未検査での潜伏的保菌者を考えると、実情はこの報告数より多いと考えられます。

いきなりエイズ(AIDS)とは

『いきなりエイズ(AIDS)』とは、HIVに感染したことに気づかず、ある日、身体の不調が原因で検査をした結果、エイズ(AIDS)期に移行していることをいいます。

現在の医学ではHIV感染者に対し薬を使用することで、エイズ(AIDS)期に移行することが予防できるため、『死に至る病』ではなくなりました。

しかし、HIV感染に気づかず、エイズ(AIDS)期まで移行してしまうと、根治は非常に困難となり、『死に至る病』となります。

2016年のエイズ発生動向(厚生労働省エイズ動向委員会)によると、平成28年のいきなりエイズの割合は30.3%で平成27年より0.4%上がりました。過去10年間は、ほぼ30%前後で推移しています。

驚くべきことに、50歳以上のいきなりエイズの割合は約50%と言われているため、特に注意が必要です。

エイズ(AIDS)になったらどうなる

個人差はありますが、HIVに感染してから、何年も保有期間を過ごしてから、エイズ(AIDS)期に移行します。

感染初期:感染して2~4週後に発熱咽頭痛全身倦怠感筋肉痛関節痛といった、インフルエンザのような症状がでる可能性があります。症状は一般的に数週間でなくなると言われています。

無症候期:症状がない期間が数年~10年ほど続きます。ただし、期間には個人差があり、1~2年以内にエイズ(AIDS)を発症する場合や、長期間発症しない場合があります。

この場合も免疫力は少しずつ低下していきます。

エイズ(AIDS)発症期:免疫力が著しく低下していくと、発熱呼吸苦、激しい下痢体重低下など、全身に様々な症状が現れます。これらの症状がエイズ(AIDS)指標疾患である下記の『特定23疾患』にあてはまると、エイズ(AIDS)になったと診断されます。

特定23疾患について

厚生労働省が定めるエイズ発症の基準となる23の合併症一覧です。

1カンジダ症(食道気管気管支

2クリプトコッカス症(肺以外)

3ニューモシスチス肺炎

4コクシジオイデス症

(1:全身に播種したもの 2:頚部肺門リンパ節以外の部位に起こったもの)

5ヒストプラズマ症(1:全身に播種したもの 2:頚部肺門リンパ節以外の部位に起こったもの)

6クリプトスポリジウム症

7トキソプラズマ脳症(生後1ヵ月以後)

8イソスポラ症(1ヵ月以上続く下痢を伴ったもの)

9非結核性抗酸菌症

(1:全身に播種したもの 2:頚部肺門リンパ節以外の部位に起こったもの)

10化膿性細菌感染症

(13歳未満でヘモフィルス連鎖球菌等の化膿性細菌により以下のいずれかが2年以内に2つ以上多発あるいは繰り返して起こったもの。1:敗血症 2:肺炎 3:髄膜炎 4:骨関節炎

)11活動性結核(肺結核又は肺外結核

12サルモネラ菌血症(再発を繰り返すものでチフス菌によるものを除く)

13サイトメガロウイルス感染症(生後1ヵ月以後でリンパ節以外)

14単純ヘルペスウイルス感染症(1:1ヵ月以上持続する粘膜皮膚の潰瘍を形成するもの 2:生後1ヵ月以後で気管支炎肺炎食道炎を併発するもの)

15進行性多巣性白質脳症

16カポジ肉腫

17原発性脳リンパ腫

18非ホジキンリンパ腫(LSG分類による。1:大細胞型免疫芽球型 2:Burkitt型

19浸潤性子宮頸癌

20反復性肺炎

21リンパ性間質性肺炎/肺リンパ過形成:LIP/PLH complex(13歳未満)

22HIV脳症(痴呆又は亜急性脳炎

23HIV消耗症候群(全身衰弱又はスリム病

HIVの検査方法

HIV検査は、血液を採取して血液中の抗原(ウイルスそのもの)や、ウイルス抗体を確認することで判定します。

なお、あおぞらクリニックで行っているHIV検査は、次の3種類です。

HIV NAT検査

HIV-1型について、最終不安行為から14日経過していれば検査可能です。

この検査はHIV-2型について調べていませんので、後日必ず第3世代または第4世代の検査を受けるようにしてください。
検査結果は1週間後に判明します。

HIV抗原抗体即日検査(第4世代)

最終不安行為から4週間経過していれば検査可能です。検査結果は即日20分後に判明します。

この検査は、HIV-1型の抗原の一部(p24)、HIV-1型HIV-2型抗体を調べます。

HIV抗体即日検査(第3世代)

最終不安行為から8週間経過していれば検査可能です。検査結果は即日15分後に判明します。

この検査は、HIV-1型の抗体HIV-2型の抗体を調べます。

なお、厚生労働省のガイドラインに従って、最終的にHIV感染を否定するためには、感染機会から3ヶ月経過後に検査をする必要があります。

もしも当院での検査で感染が疑われる場合には、HIVの精密検査治療を行っている拠点病院をご紹介しています。(紹介状無料)

即日検査と精密検査の違いとは

HIV検査には、検査を受けたその日のうちに結果が判明する「即日検査」と、1〜2週間後に結果が判明する「精密検査」があります。

HIV検査は、感染後すぐに検査を実施出来る訳ではありません。HIVにはウインドウ・ピリオド(ウインドウ期)という期間が存在します。HIVは感染後、体内に抗原(HIVウイルスそのもの)や抗体(免疫反応で生成される物質)が出来るまである程度の期間が必要です。

HIV検査(ウインドウ期)とは

HIV検査は感染後すぐに検査を実施出来る訳ではありません。HIVにはウインドウ・ピリオド(ウインドウ期)という期間が存在します。HIVは感染後、体内に抗原(HIVウイルスそのもの)や抗体(免疫反応で生成される物質)が出来るまである程度の期間が必要です。抗体は感染後すぐに出来る訳ではなく、感染して4週後くらいに抗原数は最高値を示し、HIV抗体も検出できるようになります。検査で十分なHIV抗体を検出し、正確な検査結果を得るためにも、検査を受ける際はある程度の期間を置く必要があります。

HIVの抗体が出来るまでの期間は個人によって違います。抗体がすぐに出来て、検査でも十分検出できる方もいれば検出できない方もいます。そのため、偽陰性(本当は感染しているのに陰性となること)をなくすためにも、感染1カ月後感染2カ月後に検査を受けた人は、念のために3カ月後にもう一度検査を受ける事をお薦めします。

感染から1カ月後2カ月後でも陰性反応が出れば、感染の可能性は低いです。ただ、わずかに感染している可能性も否定できないため、念のために3カ月後にもう一度検査を受けるようにしましょう。3カ月後にもう一度検査を受けて陰性であれば、HIVに感染していないことが確定します。

HIV検査はどこで受けられるの?

病院での検査

HIV検査を病院で受ける場合、診察料検査費用が必要です。診察料は初診で2,820円、HIV検査費用は大体2,500~5,000円程必要です。そのため、合計金額は大体5,500~8,000円程になります。

HIV検査で保険が使えるかどうかは、その時の本人の症状の有無、担当する医師の判断次第です。明らかに症状が見られる場合には保険証が使用できます。

しかし、取りあえずHIV検査を受けておきたい場合、保険証は使用できません。そして、即日検査で行われる検査方法は保険適用外の検査のため、即日検査希望の場合は全額自己負担となります。

1次検査(スクリーニング検査)は大体6,000円前後ですが、2次検査(確認検査)の場合は検査費用が高くなるため、診察料含め8,000円前後になります。

保健所での検査

保健所でのHIV検査は、費用が発生しません。1次検査であるスクリーニング検査、2次検査である確認検査いずれも無料で検査を実施出来ます。

また、保健所によってはHIV即日検査を実施しているところもあります。通常検査だけではなく、即日検査も無料で行ってくれるのが保健所です。病院の場合は、即日検査だと保険証が使用できず、安くHIV検査を受けたい場合は保健所での検査がお薦めです。

ただ、保健所はHIV検査を実施している時間帯は平日の午前中平日の午後から夕方までの限られた時間帯のみです。基本的に平日の夜間土日祝は実施していません。

検査キットでの検査

仕事や学業が忙しく病院や保健所に行くのが難しい方には検査キットがお薦めです。検査キットはHIV検査の場合、3,500~5,000円程で検査を実施出来ます。病院で保険が効かない場合の金額よりも安く済ませることが出来ます。また、自宅で好きな時間に検査を実施出来るため、忙しい人でも手軽にHIV検査を行えます。

検査精度は病院保健所と変わりません。実際、検査キットの検査を行っている期間は病院保健所からも検査依頼を受けて、同じように検査を行っています。そのため、検査結果は病院保健所でHIV検査を受けるのと変わりません。

 HIV検査費用

HIV検査を病院で受ける場合、診察料検査費用が必要です。診察料は初診で2,820円、HIV検査費用は大体2,500~5,000円程必要です。そのため、合計金額は大体5,500~8,000円程になります。

HIV検査で保険が使えるかどうかは、その時の本人の症状の有無、担当する医師の判断次第です。明らかに症状が見られる場合には保険が使えます。また、取りあえずHIV検査を受けておきたい場合、保険は効きません。さらに、即日検査で行われるIC法は保険適用外の検査のため、即日検査の場合は全額自己負担となります。

1次検査は大体6,000円前後ですが、2次検査の場合は検査費用が高くなるため、診察料含め8,000円前後になります。

保健所でのHIV検査は、原則費用が発生しません。1次検査であるスクリーニング検査、2次検査である確認検査いずれも、検査費用は発生しません。完全無料で検査を実施出来ます。

仕事や学業が忙しく病院保健所に行くのが難しい方には検査キットがお薦めです。検査キットはHIV検査の場合、3,000~5,000円程で検査を実施出来ます。病院で保険が効かない場合の金額よりも安く済ませることが出来ます。

また、自宅で好きな時間に検査を実施出来るため、忙しい方でも手軽にHIV検査を行えます。検査精度は病院保健所と変わりません。

HIVの症状

感染後2~4週経過してから、重度の風邪インフルエンザの様な症状が出現することがあります。この症状は
HIV感染者の約9割に出現していると推定されますが、他の急性ウイルス症候群の時と区別がつきません。ほとんど場合は1~2週間で症状が無くなります。また、全く症状がなく罹患するケースも多くあります。

主な症状の内容は、次のとおりです。(かっこ内は発症率)

発熱(96%):39℃以上となることが多くみられます。

リンパ節腫大(74%):左右対称に症状が現れます。

咽頭炎発疹(70%):とくに顔面体幹などに多くみられます。

筋肉関節痛(54%):風邪の時の体の痛みと同様の症状が現れます。その他に、下痢(32%)、頭痛(32%)、嘔吐悪心(27%)、肝腫(14%)、口腔カンジタ(12%)、神経症状(12%)などがみられます。

ただし、HIVに感染したからといって、これらの症状が必ず表れるわけではありません。また、症状が表れたからといって、HIVに感染している訳でもありません。

症状からでは判断できないため、検査が必要になります。

HIVに似た症状

HIV感染者の約9割に出現しているという自覚症状に、発熱リンパ節腫脹咽頭痛発疹関節痛筋肉痛があります。

ただし他のウイルス感染の場合と同様な症状のため、急性ウイルス症候群の時と区別がつきません。

HIVの原因

HIVとは、Human Immunodeficiency Virus(ヒト免疫不全ウイルス)のことをいいます。

HIVウイルスが体内に侵入すると、免疫細胞に感染して破壊します。

免疫細胞が破壊されると、抵抗力が著しく下がってしまいます。そのため、日常では感染しないような病気に感染したり(日和見感染症)、悪性腫瘍などが発生したりすることがあります。

2015年に国連合同エイズ計画(UNAIDS)は、世界のエイズの流行の現状に関する報告を行いました。これによると、世界のHIV感染者数は3670万と推定されます。

HIVの治療方法

HIVの治療は、血液中の免疫力を示す数値(CD4)をみながら、抗HIV薬を処方しておこないます。
現在使用可能な抗HIV薬は20種類以上におよびます。1日1回の服用でよい薬や、耐性ウイルスにも有効な新薬など、さまざまな改善がされています。しかしながら、体内からHIVを排除する薬はまだありません。
最近では、早期の治療開始が望ましいとされ、治療は早期化、長期化の傾向がみられます。
そして、最適と考えられる治療方針は、年々変化している状況です。

また、HIV感染症治療の原則として①血中ウイルス量を検出限界以下に抑え続けることを目標にする ②3剤以上からなる薬剤を用いて開始する ③治療により免疫能のいくつかの指標が改善しても治療を中止しない、とされています。

HIVの予防方法

最も多い報告が、性的接触による感染です。

2015年の国内における新規HIV感染者報告例(911件)によると、性的接触による感染は887 件(88.2%)ですが、そのうち異性間によるものは196件(19.5%)、同性間によるものは691 件(68.7%)でした。

HIV感染の主な原因は、性的接触によるものです。

HIV感染者の精液(カウパー分泌液を含む)、膣分泌液血液が、他者の性器肛門口内に入ると、その粘膜から体内にHIVが侵入して感染します。特に、性感染症にかかっている場合には、性器の粘膜が傷ついている事が多く、その傷から直接HIVウイルスが侵入することで、感染の可能性は高くなります。

HIVの感染経路

主な感染経路として、血液感染母子感染性的接触による感染の3つがあげられます。

血液感染

HIV感染者が薬物などで使用した注射針を非感染者が再使用するなど、血液を介して起こる感染です。非常に少ないですが、毎年感染者の報告がされています。

母子感染

母親から子にHIVが感染するリスクには、妊娠中の胎内感染出産時の産道感染母乳を与えることによる感染(経母乳感染)などがあります。

近年、母子感染の予防法がほぼ確立し、発生数は非常に少ないですが、未だ原因のひとつになっています。

性的接触による感染

最も多い報告が、性的接触による感染です。2015年の国内における新規HIV感染者報告例(911件)によると、性的接触による感染は887 件(88.2%)ですが、そのうち異性間によるものは196件(19.5%)、同性間によるものは691 件(68.7%)でした。

HIVの潜伏期間

HIVの潜伏期間には2種類あります。初期症状までの潜伏期間と、エイズ(AIDS)発症までの潜伏期間です。

エイズ(AIDS)発症までの潜伏期間についてですが、短くなっているのではないかと考えられています。過去、HIVに感染すると通常は5~10数年を経てエイズ(AIDS)を発症すると言われていました。しかし、2000年以降、HIV感染から5年以内でエイズ(AIDS)を発症したという報告が多くなっています。現在のHIVの潜伏期間は3年くらいと考えるのが現実的なようです。

近年のアメリカでは新規感染者の3人に1人は、感染から1年以内にエイズ(AIDS)を発症しています。アメリカ日本ではエイズ(AIDS)発症の基準が違うためそのまま比較はできないのですが、潜伏期間が世界的に短くなっているのは確かです。

HIVは非常に変異しやすいウイルスなので、病原性の強いタイプに進化したという意見もあります。それでも、感染した人すべてが3年くらいでエイズ(AIDS)を発症するわけではありません。進行のスピードにはかなりの個人差があり、1年以内に発症する人もいれば10年以上経ってから発症する人もいます。どのくらいでエイズ(AIDS)を発症するかということは一概にはいえません。ただ、全体として潜伏期間が短い人が増えているということだけは確かです。

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■初期症状は感染者全員に現れるわけではない

エイズの初期症状は感染から3~4週間ぐらいの潜伏期間を経て現れますが、中には全く症状が出なかったり、軽すぎて気付かなかったりすることもあります。

そのため「自分は大丈夫」と過信してしまう人が出てくるのですが、これは非常に危険。
早期に発見されれば薬によって進行を止められるのに、何の対策もしないままいきなり発症してしまい、すでに手遅れとなるケースが多いのです。このことを「いきなりエイズ」と言います。

エイズは発症してしまうと治療が難しいので、とにかくうつらせない、進行させないことが重要です。
少しでも不安を感じる時があれば勇気を出して検査を受け、陽性反応が出たらすぐに適切な治療を始めましょう。
自分以外に感染を拡大させないためにも、体の状態を正しく知っておくことは非常に大切です。

■エイズ感染によって現れる主な症状

<発熱>

発熱は急性感染期にある人の約96%に現れる症状で、原因不明の38度以上の高熱が何日も続きます。
熱が高いのでパジャマがぐっしょり濡れるほどの寝汗をかくことも多いです。
ただし、必ずしも高熱であるとは限らず、37度程度の微熱が出る人もいます。

<咳>

喘息などの持病がなく、風邪をひいているわけでもないのに、乾燥した咳が続くのもよくある症状。
喉の痛みを伴う場合もあり、このケースでは風邪と区別するのが非常に難しいです。
放置すると肺炎を起こすこともあるので「たかが咳」と軽視しないことが大切です。咽頭炎の発症率は70%。

<発疹>

普通、風邪をひいただけでこのような症状は出ないので、初期症状の中では比較的区別がつきやすいものと言えるでしょう。
エイズによる発疹は体の一部だけでなく、全身に現れるのが特徴なので、皮膚にこのような発疹ができた時は迷わず検査を受けるようにしてください。
発症率は70%。「HIV rash」と呼ばれています。

<筋肉痛・関節痛>

インフルエンザにかかった時のように筋肉や関節に痛みが出るのも、典型的な症状の一つ。発症率は54%です。

<リンパ節の腫れ>

発症率は74%。足の付け根や脇の下、首筋などにあるリンパ節が腫れてきます。かなりひどく腫れることも多いので、おかしいと思ったらすぐに検査を受けましょう。

<鼻水>

鼻水は外部から侵入したウイルスに抵抗するために出るものなので、エイズ感染の場合もやはり例外ではありません(発症率に関するデータなし)。

<下痢>

発症率は32%。特に原因の見当たらない下痢が2週間以上続きます。腸内の細菌が異常増殖して体に吸収されるはずの栄養素を消費してしまうので栄養失調になり、体重が10㎏近く落ち込むことも珍しくありません。ちなみに、エイズによって体重が減ることを「AIDS wasting」と言います。

<頭痛>

発症率は32%。慢性的な頭痛が続くのも、エイズ感染者によくみられる症状の一つです。もともと片頭痛のある場合はなかなか区別がつかないかもしれませんが、たいていは他の症状も並行して出ているので総合的に判断しましょう。

<吐き気・嘔吐>

発症率は27%。下痢とともに体重減少の原因となります。

■初期症状はどれぐらい続く?

個人差はありますが、こうしたエイズの初期症状は約1~2週間続きます。

この間にもHIVウイルスは「ヘルパーT細胞(免疫応答を促進する細胞)」の中にどんどん入り込んでたんぱくの合成を行い、コピーをしながら増殖していくのです。そして「T細胞(体を異物から守る細胞)」を次々に破壊していきます。

その後「細胞障害性T細胞(キラー細胞とも呼ばれるもので、体にとって異物になる物質を認識して破壊する細胞)」によって増殖は落ち着き、ここからの数年間は何の症状も出ない潜伏期間に突入します。

■エイズの潜伏期間はどんどん短くなっている

無症状の時期が続く「潜伏期間」はこれまで5~10年とされてきましたが、近頃ではその期間がどんどん短くなり、3~4年で発症する例が増えています。
つまり「いきなりエイズ」の状態になる可能性が高まっているのですね。

これはなぜかというと、HIVウイルスが細胞障害性T細胞に見つからないように変異を遂げたから。
宿主細胞の中でこっそり増殖し続けるので、それだけ発症スピードが早まるのです。

■初期症状を見逃さないことがエイズ発症を抑える鍵となる!

潜伏期間が短くなるということは、それだけ治療開始のタイミングを逃す可能性が高まるということ。
これまではエイズが発症する5~10年の間に発見できていれば間に合ったものが、半分程度にまで短縮されてしまっているのです。

先程詳しく説明しましたが、エイズの初期症状は風邪やインフルエンザに酷似しており、気を付けていないと自分が感染しているとはなかなか気付きません。

だからこそ、具体的な症状の現れ方や特徴について知っておくことが非常に重要。「もしかして……」と思えるのとそうじゃないのとでは、その後の結果に大きく差がついてしまいます。

風邪をひいた時と同じ診察の仕方では到底発見できない病気なので、少しでもエイズの可能性がある時は早めに検査を受けるようにしましょう。

■潜伏期間に体内で起きていること

エイズが発症する前の潜伏期間は、体内でひたすら免疫細胞とHIVウイルスの戦いが繰り広げられています。
この時期は普段より少し風邪をひきやすくなったかな? という自覚症状がある程度で、それほど目立った変化はみられません。

しかし、免疫細胞は確実にその数を減らして勢いを失い、やがてHIVウイルスとの戦いに敗れてエイズを発症させてしまうのです。

免疫機能を失った体はウイルスに抵抗することができなくなり、健康な人ではかかりにくい「カンジダ症」「ニューモシスチス肺炎」「クリプトコッカス症」「カポジ肉腫」などの病気を発症しやすくなります。

発症した後の進行スピードもエイズ患者の場合では通常より早くなるので、やはり1日も早く診察を受け、治療を開始することが大切です。

■エイズの初期症状が出ている段階で他の人にうつる可能性は?

初期症状が出ている間はHIVウイルスがものすごい勢いで増殖しているので、他人にうつす可能性は非常に高いです。
それなのに風邪と勘違いして対応が遅れてしまうのだから、この時期がいかに危険かがお分かりいただけると思います。もっと怖いのは、初期症状すら出ない人もいるということですね。

ですから、エイズを防ぐにはとことん自衛するしかありません。
性行為をする際は必ず避妊具を使用し、不特定多数の人や信頼できないパートナーは避けましょう。
また、注射器の使いまわしや刺青なども共用の針から感染する可能性があるので、十分に気を付けてください。

もちろん、急性期を過ぎたからといってリスクがゼロになるわけではないので、普段からの心がけが大切です。

■初期症状が出ている時期でもリスクのない行為とは?

エイズの初期症状を自覚すると、あれもこれもすることが怖くなり、外へ出られなくなってしまう人もいます。
同じ家で暮らす家族への感染を危惧して、自分の部屋に閉じこもることだってあるでしょう。

しかし、HIVウイルスは血液や精液、膣分泌液、母乳以外ではまずうつらないので、普通に生活する分にはそれほど心配しすぎる必要はありません。

<このような行為でエイズはうつらない>

・握手など、体に触れる行為

・咳、くしゃみ

・トイレ

・お風呂

・電車やバスのつり革

・プール、温泉

■エイズは検査さえきちんと受ければ必ず発見できる?

残念ながら、エイズには「ウインドウ期間」というものがあり、感染から3ヶ月が経過するまでは検査をしても発見できない場合があります。

つまり、初期症状が出始めた時期というのは、まだあまり検査の意味をなさないのです。病院によってはもっと早い段階で検査が受けられるところもありますが、その場合も3ヶ月たった頃にもう一度検査をし、確定診断をすることになるでしょう。

近頃では、自宅でこっそり誰にも知られずに検査ができるキットも売られていますが、もちろんこれも検査に適した時期は同じです。

早い時期に検査をして陰性の結果が出たとしてもそれが正しいとは限らないので、くれぐれも気を付けてください。

■エイズの初期症状を自覚したら心がけたいこと

すぐに検査結果を手にすることができないのはもどかしいですが、3ヶ月が経過するのを待つ間、ただ脅えていても状況は変わりません。

万が一エイズに感染していたら今まで以上にいろいろと気を付けねばならないことが出てくるので、次のポイントを意識して体をいたわるようにしましょう。

<早寝早起きを心がける>

人間が心身の不調を訴える時は、睡眠の質が落ちている場合が多いです。
特にエイズは免疫細胞を破壊してしまうという特徴があるので、夜はしっかり寝て体を休め、少しでも抵抗力を高めておくようにしましょう。

<食事の内容に気を配る>

下痢を起こしやすくなっているので、生野菜のサラダやお刺身、生卵などの食品を避け、よく火を通したものを食べるようにしましょう。肉・魚・野菜をバランスよく献立に取り入れ、栄養が偏らないようにすることも大切です。

<ストレスをためないようにする>

「もしかしたらエイズかもしれない」と不安な時にストレスをためるなというのも難しい話ですが、できるだけ楽な気持ちで過ごせるようにしましょう。好きな音楽を聴いたり、感情移入できる映画や本の世界に浸ったりするのもオススメです。

 

■エイズの初期症状と風邪を混同しないことが大切!

エイズの初期症状は風邪やインフルエンザとよく似ているので、はっきりと区別するのは難しいです。
注射の回し打ちなどの危険行為はしていなくても、性行為をする機会があるなら一応警戒し、検査も受けるようにしてください。

エイズの抗体ができるまでには早くても4~8週間ほどかかるので、正確な結果を知るには、感染の疑いがある行為から3ヶ月経った頃に検査をすると良いでしょう。
普段の生活に気を配り、体の抵抗力を高めておくことも大切ですよ。

 

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あおぞらクリニック 理事長 内田千秋

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