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【医師に聞く】高リスク型HPVに感染してがん化する確率は、女性は男性の175倍!検査や治療方法とは

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高リスク型HPVとは

HPVとは、ヒト乳頭腫ウイルス(human papilloma virus)の略で、現在までに100種類が確認されています。そのうち性器周辺に感染するウイルスは、40種類あるといわれています。

HPVは、性的接触などで皮膚粘膜の小さな傷から侵入して細胞に感染します。性行為の経験がある約80%の女性が50歳までに一度は感染するといわれる程、ありふれたウイルスです。

2008年に、子宮頸がん陰茎がんと関連があるということが判明して以降、HPVは高リスク型低リスク型の2種類に分類されるようになりました。高リスク型のHPVには、有名な16型18型の他に、13種類程あるといわれています。

ただし、高リスク型HPVに感染したからといって必ずしもがんになるわけではありません。ほとんどの場合は一過性の感染であり、免疫力により自然に消失します。高リスク型HPVに10年以上の長期間、持続的に感染した場合は、子宮頸がん陰茎がんなどに進行する可能性が高まりますが、それでも必ずがんになるというわけではありません。

 

高リスク型HPVになったらどうなる

出典:国立感染症研究所ホームページ

高リスク型低リスク型いずれのHPVに感染したとしても、ほとんどは一過性の感染で、免疫力により自然に排除されるといわれています。ただし、高リスク型HPVに感染した場合、子宮頸がん陰茎がんの原因にはなります。

女性の性器は男性に比べて閉鎖的で入り組んだ構造であることから、感染者が女性の場合は約10%がウイルスを排除できず、感染が長期化するといわれています。

統計的には、子宮頸がんの90~95%の患者に高リスク型HPVの感染が認められており、高リスク型HPVに感染してがん化する確率は、女性は男性の175倍ともいわれています。HPVの感染子宮頸がんが心配な女性の方には、定期的な検査をおすすめします。

 

高リスク型HPVの感染経路

高リスク型HPVの感染は、主に性交渉中に粘膜に生じた小さな傷からウイルスが侵入することにより起こります。性行為の経験がある約80%の女性が50歳までに一度は感染するといわれる程、ありふれたウイルスです。そのため、過去に一度でも性交渉の経験がある人であれば誰でも感染の可能性があります。

一般に性感染症の予防にはコンドームが推奨されていますが、HPVは男性の陰茎陰嚢肛門周囲、女性の外陰部肛門周囲など広い範囲に存在しているので、コンドームだけで予防することは不可能です。

 

 高リスク型HPVの潜伏期間

低リスク型のHPVに感染した場合、尖圭コンジローマなどイボ(乳頭状腫瘍)の症状が現れますが、高リスク型のHPVに感染しても特に目立った自覚症状はありません。

また、低リスク型の潜伏期間は3週間から8ヵ月くらいといわれていますが、高リスク型、つまり子宮頸がん陰茎がんを引き起こすHPVの潜伏期間は、現在のところはっきりとわかっていません。

ただし、10年くらいの潜伏期間を経て子宮頚部の細胞ががん化するケースもあります。潜伏期間の間でも少しずつ細胞が変化するため、子宮頸がん検診を受ければある程度の診断が可能です。パートナーが変わった時や、不特定多数と性行為している人物と接触した場合など、とにかく不安があれば積極的に検査を受けてください。

 

高リスク型HPVの検査方法

高リスク型HPVに感染した場合、そのほとんどは無症状で経過するため、皮膚症状では感染の有無を判断することはできません。そのため、組織を採取しての病理学的検査や、ブラシ棒で患部を拭って診断する核酸検出法を用います。

この検査は、感染の機会から3日以上経過してから検査を受けることをお勧めします。

病理学的診断は、採取した細胞が異形成細胞に変化していないかを調べます。ただし、異形成細胞が見つかったとしても必ずがん細胞に変化するわけではありません。定期的に検査をおこない、がん化していないか経過観察する必要があります。

ブラシ棒を使用しての核酸検出法の精度には、男女によって差があるといわれています。女性の性器は閉鎖空間なので、ブラシ棒で膣内全体を拭うことができますが、男性の性器は外部に露出しているため、周辺を含む皮膚全てをブラシ棒で拭うことは困難です。そのため、検査結果が陰性だったとしても、絶対に感染していないと断定することはできません。検査の結果に関わらず、不特定多数の方と性的接触がある方や、パートナーが変わった時には、診察検査を受けることが必要です。

 

HPVの検査費用

 

HPVに感染しているかどうかを知る方法について、男女別にお話しします。

【男性の場合】

以下の2つの方法があります。

自由診療の病院で検査する

HPVの検査は保険診療の病院でも受けることができますが、保険診療の場合は症状がないと検査を受けることができません。検査を希望する場合は、自由診療をおこなっている病院の性感染症内科泌尿器科皮膚科などを受診してください。事前に検査をおこなっているかどうか、電話などで確認してからの方がよいでしょう。費用は病院により異なりますが、目安としては8,000円~10,000円程度かかるようです。

郵送の検査キットで調べる

病院に足を運ぶことが難しい場合、郵送の検査キットが便利です。郵送検査会社により差はありますが、検査費用は6,000~8,000円程度です。

なお、あおぞら研究所では7,000円(税別)で検査を受けることが可能です。あおぞら研究所のHPVの検査は、病院でおこなうものと全く同じ方法です。キットの使い方も簡単なので、はじめての方も安心してご注文ください。

 

 

【女性の場合】

高リスク型HPVに感染することは、すなわち子宮頸がんのリスクが高くなるということです。

子宮頸がん検診を希望される方は、お住まいの地域加入している健康組合受診する病院施設によって検査方法費用が異なるので、あらかじめ確認しておくとよいでしょう。

高リスク型HPVに感染しているかどうかの検査は男性同様に以下の2つの方法があります。

自由診療の病院で検査する

HPVの検査は保険診療の病院でも受けることができますが、保険診療の場合は症状がないと検査を受けることができません。検査を希望する場合は、自由診療をおこなっている病院の性感染症内科泌尿器科皮膚科などを受診してください。事前に検査をおこなっているかどうか、電話などで確認してからの方がよいでしょう。費用は病院により異なりますが、目安としては8,000円~10,000円程度かかるようです。

郵送の検査キットで調べる

病院に足を運ぶことが難しい場合、郵送の検査キットが便利です。郵送検査会社により差はありますが、検査費用は6,000~8,000円程度です。

なお、あおぞら研究所では7,000円(税別)で検査を受けることが可能です。あおぞら研究所のHPVの検査は、病院でおこなうものと全く同じ方法です。キットの使い方も簡単なので、はじめての方も安心してご注文ください。

 

 

子宮頸がん検査を受ける方法は以下の4つになります

 

自治体での公的な子宮がん検診(住民健診)を受ける

自治体でおこなわれている公的な子宮がん検診(住民健診)を受診する場合、費用は無料~2,000円程度です。20歳以上の方が対象で、自治体によって年に一度、もしくは二年に一度受診が可能です。受付時期は自治体により異なるので、事前に確認しておく必要があります。

職場の健康診断で子宮頸がん検診を受ける

職場の健康診断で子宮頸がん検診を受ける場合、費用は無料~2,000円程度です。この費用は、会社側から補助の有無加入している健康保険の種類によって異なりますので、受診前に確認するようにしましょう。

個人の意思で子宮頸がん健診を受ける

個人の意思で自発的に一般の婦人科や性感染症内科を訪れ、自費によって子宮頸がん検診を受ける場合、その費用は、3,500円~10,000円程度といわれています。しかし、これはあくまで基本的な検査の費用なので、精密検査などが必要な場合は13,000円~15,000程度かかることもあります。

郵送の検査キットで調べる

病院に足を運ぶことが難しい場合、郵送の検査キットが便利です。郵送検査会社により差はありますが、費用は6,000~8,000円程度です。

病理組織診断を行うことができる検査会社はごく一部のため、検査会社を探す必要性があります。

 

高リスク型HPVの症状

陰茎がんの場合

通常、陰茎がんになっても痛みなどはほとんどありません。がんは最初、陰茎の皮膚から発生しますが、進行すると海綿体尿道にも広がり、排尿が困難になることがあります。がんが大きくなると組織の欠損(潰瘍)がみられます。

それから、がんは崩れて出血することがあります。陰茎がんは脚の付根(鼠径部)のリンパ節に転移しやすく、進行すると固くなり手で触れるようになります。これがさらに大きくなるとリンパの流れが悪くなって、下肢がむくむことがあります。医師の診察を受けるのが遅れ、がんの早期発見の機会を逃すことが多いので、自覚症状があったらすぐに診察を受けることが大切です。

子宮頸がんの場合

不正出血や性交時の出血は、子宮がんの自覚症状のひとつです。これは、膣部に近い部分にがんができ、そこから出血がみられる場合に起こりやすくなります。しかし、不正出血といっても月経時のようにまとまった量の出血が起きるとは限りません。大量の出血を起こすこともありますが、出血量がとても少なく、不正出血が起きていることに気付かないこともあります。

また、子宮頸がんの代表的な症状としておりものの異常があります。量が多くなったり、色が茶褐色様に変化したり、臭いが強くなったりします。心当たりのある方は、一度検査を受けることをおすすめします。

 

高リスク型HPVに似た症状

【男性の場合】

陰茎がんの場合、部位がカリフラワーのように腫れることがあります。症状が表面に現れるため、実際に目で見ておこなう検査(視診)が最も重要となります。ただし、よく似たものに「梅毒」や「尖圭コンジローマ」などがあるため、診断は慎重におこなう必要があります。確実に陰茎がんと診断するためには、組織の一部を切除して調べることで判断します。

また、転移していないかどうか、レントゲン撮影やMRI検査をおこなうことがあります。特に脚の付根(鼠径部)のリンパ節に転移しやすく、その後の病状に大きく影響するといわれています。

【女性の場合】

子宮頸がんに似た症状を起こす病気はたくさんあります。

おりものの変化があった場合は、性感染症の可能性があります。原因としてクラミジア淋病マイコプラズマウレアプラズマカンジダトリコモナス一般細菌といった菌が考えられます。いずれの菌に感染した場合も症状が似ているので、実際に検査をしてみないと原因の特定は困難です。また、不正出血も伴う場合には、子宮内膜症子宮頚管ポリープ子宮筋腫チョコレート嚢胞などの可能性もあります。どの病気も時間の経過とともに症状が悪化することがあるので、早めの検査治療が必要です。少しでも心当たりがある方は医療機関を受診しましょう。

 

高リスク型HPVの原因

 

HPVとは、ヒト乳頭腫ウイルス(human papilloma virus)の略で、現在までに100種類が確認されています。そのうち性器周辺に感染するウイルスは、40種類あるといわれています。

HPVは、性的接触などで皮膚粘膜の小さな傷から侵入して細胞に感染します。性行為の経験がある約80%の女性が50歳までに一度は感染するといわれる程、ありふれたウイルスです。

2008年に、子宮頸がん陰茎がんと関連があるということが判明して以降、HPVは高リスク型低リスク型の2種類に分類されるようになりました。高リスク型のHPVには、有名な16型18型の他に、13種類程あるといわれています。

ただし、高リスク型HPVに感染したからといって必ずしもがんになるわけではありません。ほとんどの場合は一過性の感染であり、免疫力により自然に消失します。高リスク型HPVに10年以上の長期間、持続的に感染した場合は、子宮頸がん陰茎がんなどに進行する可能性が高まりますが、それでも必ずがんになるというわけではありません。

 

高リスク型HPVの治療方法

現在の医学では、高リスク型HPVの感染に対する治療法はありません。

HPVに感染しても、免疫力によって90%以上の人が自然にウイルスを体外に排除し、感染していない状態へ戻っていきます。

ただし、持続的に感染した場合には、細胞ががんになる手前の状態を引き起こす(異形成)ことがありますが、薬などで治療する方法がないのが現状です。

異形成は、HPVが体外に排除されれば正常な細胞へと戻っていきますが、感染状態が続いていると軽度異形成から中等度異形成高度異形成へと変化し、やがてがん細胞(子宮頸がん陰茎がん)になります。高リスク型HPVに感染しているとわかった時は、定期的に細胞診断などの検査を受ける事が大切です。

 

高リスク型HPVの予防方法

HPVは、皮膚粘膜に感染するウイルスです。一般的に性感染症の予防にはコンドームが推奨されていますが、HPVは男性の陰茎陰嚢肛門周囲、女性の外陰部肛門周囲など広い範囲に存在しているので、コンドームだけで予防することは不可能です。そのため、積極的に検査を受けることが最大の予防策といえます。

高リスク型HPVには予防ワクチンもありますが、平成25年に厚生労働省から『ワクチンとの因果関係を否定できない持続的な副反応が、子宮頸がん予防ワクチンの接種後に特異的に見られたことから、同副反応の発生頻度等がより明らかになり国民に適切な情報提供ができるまでの間、定期接種を積極的に勧奨すべきではない』という勧告がなされています。ただし、子宮頸がん予防ワクチンの定期接種が中止されたわけではありません。接種を希望する場合は、その有効性とリスクを理解しておく必要があります。

 

不安な時は、検査をしましょう

 

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あおぞらクリニック 理事長 内田千秋

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