カンジダ治療中に生理が!生理中・前後の上手な対処法
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カンジダの治療中に生理が!
女性にとって切っても切り離せない関係なのが、毎月の生理。面倒だし、体調は悪くなるしで、いろいろと大変ですね。しかも、生理中はホルモンバランスが変化したり、陰部の清潔を保ちにくくなったりすることで、カンジダを発症しやすくなります。
生理時のカンジダ感染予防の仕方や、上手なカンジダ治療の受け方について説明するので、ぜひ参考にしてください。
生理中の清潔の保ち方
女性の外陰部は、その構造上、どうしても不潔になりやすくなります。おまけに、生理中は経血やおりもので汚れやすかったり、ナプキンで蒸れやすくなったりするので、いつもよりカンジダが発症しやすいのですね。
生理中のカンジダの発症を防ぐには、ナプキンをこまめに交換したり、通気性の良い下着を身に着けたりする工夫が必要。陰部のムダ毛が濃い人は、外陰部の周りをすっきりさせることで多少は蒸れにくくなります。また、服装はパンツよりスカートのほうがオススメです。
そして、経血やおりものを洗い流し、においの発生を防ぐためにも、1日1回、お風呂でキレイに洗いましょう。ただし、石鹸を使うとカンジダ菌と戦う他の菌まで洗い流してしまうので、お湯で表面だけを洗うのがベストです。
<ナプキンを使うなら、布と紙とどっちが良い?>
紙ナプキンは使い捨てで手間がかからず、経血もたっぷり吸い取ってくれて便利なのですが、化学製品から作られているため、肌への刺激が強いのが難点です。また、蒸れやすいので、どうしても生理中のカンジダを発症しやすくなります。
生理中に何度もカンジダを再発している人は、布ナプキンを試してみるのも一つの方法。使用後に洗う必要があったり、紙ナプキンより漏れやすかったりといったデメリットもありますが、通気性が良く、肌触りが良いので、再発のリスクをぐんと減らすことができます。
カンジダの治療中に生理が来てしまった場合
女性のカンジダ治療では膣内にカプセルや錠剤を入れて菌を殺すので、経血が出る生理中はカンジダの薬も一緒に出てきてしまう可能性があります。また、毎日挿入する必要のあるタイプの薬は、生理中に入れることができません。なぜなら、経血に含まれる雑菌を薬の挿入と同時に押し戻してしまう危険性があるから。
もし、カンジダの治療中に生理が来てしまった場合は、いったんカンジダの薬の使用を中断し、生理後にもう一度再開しましょう。
カンジダのかゆみがどうしても我慢できない時は、病院に相談して対処してもらってください。
市販のかゆみ止めを塗っても良いですが、直接触るのに抵抗がある場合は、綿棒やトイレットペーパーなどを使うと便利です。
逆に、生理中にかゆみが和らぐこともありますが、これは経血と一緒にカンジダ菌が流れ出てくるため。
決して治っているわけではなく、あくまでも一時的なものなので、生理が終わったらすぐにカンジダ治療を再開するようにしましょう。
生理の遅れ、カンジダに感染しているせい?
カンジダに感染していても、それによって生理が遅れることはありませんし、もちろん生理が来なくなることもありません。
しかし、感染のショックで気分が不安定になることが原因の可能性はあるので、できるだけ気持ちを楽にして過ごすようにしましょう。
カンジダは、性感染症の中でも比較的治りやすい病気です。
放置すれば慢性化する危険性がありますが、適切な対処をすれば完治させられるので、あまり思い詰めなくても大丈夫です。
カンジダの治療中に生理、薬は一時中断
いかがでしたか? カンジダの治療には最低でも1週間ぐらいかかるので、その間に生理が来てしまう可能性は十分にあります。
無理にカンジダ治療を続けても経血と一緒にカンジダの薬が出てきてしまうだけなので、いったん中断してから再開するようにしましょう。
また、生理中はいつもよりカンジダ発症のリスクが高まるので、清潔を保つことや、蒸れ対策を心がけてください。
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